肩まで伸びた髪をひとつに束ねて、制服を着る。 自分の部屋をでて、リズミカルに階段をおりて、食卓につく。 「…亜紀、今日も行くの…?」 お母さんが私に訪ねる。 「…うん、行くよ。」 朝食を食べ、もう一度洗面所で身だしなみのチェック。 「…よし。」