恋しちゃ、いけない。~ツンデレ男子と素直になれない女の子~


それでも、私は無意識に爽汰の腕をギュッと掴む。

あったかくて、何だか安心するよ…

とっても長く感じたジェットコースターも、ゴールへとたどり着いた。

「あー、怖かったぁ。爽汰は平気なの?」

「俺は平気。…てか、お前…力強過ぎ!」

そう言って、爽汰は腹を抱えて笑う。

むー。乙女としては、とってもきずつくんですけどー。

「もー、からかわないでよ~。次いこ、次!」

私は、ほんとはジェットコースターなんてだいっきらいだけど、爽汰が隣にいたから平気だったんだよ?

…なんて。

いうわけないし。