「…ありがと。」 「お前、遅すぎ。行くぞ。」 そう言って、私の腕をつかんでまた走り出す。 …そんなことされると、勘違いしちゃう。 顔がついつい火照る。 ちゃんと、私のペースに合わせてくれてるところがほんとに優しい。 「着いた」 着いた!! ここのジェットコースターはすごく楽しいって話題なんだけど、私は何だなんだ言って来るのは初めてなの。 「…楽しみだな。」 …爽汰、すっごく楽しそう。 よかった。