朝。

いつもより、少し、いや、かなり早い五時。

なんで、こんな気合いれちゃってんだろ。
ほんと、ばっかみたい。

爽汰は、私に対して何も思ってないのに。

ていうか、こんなこと考えちゃう私が、ほんとにバカ。

私には、拓実がいるから。
…それだけで、心が軽くなるよ。

…でも、お願い。
今日だけは、可愛い私でいさせて。