「こんなのもわかんねーの?これはこの二次方程式の解が、定理で求められるから、それを使って因数分解してくんだよ。」 「はー。なるほど、ありがと。」 「なあ、」「ねえ、」 「おまえ、」「あんた、」 「数学」「英語」 「「苦手なの?」」 言葉が、重なった。 「ふふっ…!」 「ははっ…!」 「やっぱお前おもしれーよ。」 そう言って、満開の笑顔を見せる。