「…なあ、お前、この問題分かるか?」 そう言って、爽汰が私に見せたのは、英語の問題。 「ああ、これは…。未来のことを表してるから、toの後は、原型じゃなくちゃいけないの。だから、答えは、イじゃない?」 「おお、ありがと。」 「…ねえ、爽汰、この問題、わかる?」 そう言って私が見せたのは数学の問題。