そして、いつものように屋上にやってきた。 「亜紀ちゃん、突然ごめんね。あのね、噂で聞いた話なんだけど…。爽汰くんってさ、カッコいいから、やっぱりモテるの。で、何人かの女の子が告白したんだって。でもね、爽汰くん、全員に『俺、好きな人がいるから』って言って断ってるんだって。…爽汰くん、好きな人がいるのかなぁ…。」