恋しちゃ、いけない。~ツンデレ男子と素直になれない女の子~


爽汰は、なにも言わずにわたしを抱きしめてくれる。

ただの友達なのに。

心臓が激しく動きすぎて、破裂しそう。

花火の音と光を背に受けながら、
爽汰の温度を感じながら、
声をあげて泣いた。