恋しちゃ、いけない。~ツンデレ男子と素直になれない女の子~


…下駄だから、いつものようにうまくはしれない。

すぐに、爽汰に追いつかれて、腕を掴まれる。

「…っ、離してっ…!」

「嫌だ。」

何で。
もう、これ以上私を困らせるのはやめて。
私が、壊れてしまう。

「爽汰には、関係ないでしょっ…」

「関係ある。」

なんで、そんな風にいうの。
こんな、大事な時に。
ふざけないでよ…!

「なんにも、知らないくせに!」