恋しちゃ、いけない。~ツンデレ男子と素直になれない女の子~


「ふふっ、ありがと。…ねえ、亜紀もきてみない?」

「え!?いいの!?…でも、浴衣…。」

「いいよいいよ。私の貸すよ。サイズは多分平気だし。」

そういって、美佐が見せてくれたのは、紫色の浴衣。
おおきな赤い花が、描かれていて、とても綺麗。

浴衣着るの一年ぶりだな…
そう思いながら、着替えた。