恋しちゃ、いけない。~ツンデレ男子と素直になれない女の子~


美佐の家に行くのは久しぶり。

高校生にもなると、そんなにお互いの家を行き来きたりしないよね。

赤い屋根の、美佐の家が見えてきた。

ピーンポーン…

『あ、亜紀!きたきた!ちょっと、家の中入ってくんない?』

準備に時間がかかってるのかな?
お邪魔することにした。

「おじゃましまーす…」

「あらあら亜紀ちゃん!いらっしゃい!ちょっと見ないうちにまたお姉さんらしくなったんじゃない?」

「いえいえ、そんな…。」

「美佐なら、二階の自分の家にいるよ。」

私は、階段を登って、美佐の部屋へと向かった。