恋しちゃ、いけない。~ツンデレ男子と素直になれない女の子~


ブーッ、ブーッ…

私の携帯が振動している。

…電話かな?

名前をみると、美佐だった。

『…もしもし、亜紀?』

「美佐?どうしたの?」

『明後日てさ、ヒマ??』

スケジュール帳を確認する。
空いている。

「…うん。ヒマだけど。」

『じゃあさ、私と花火大会行こうよ!!』

…気晴らしにも、いいかな。

「うん。行く!」