爽汰のくれた、冷たいオレンジジュースを持って、とぼとぼと歩く。

なんで、
なんでこんなに優しいの?

私は、爽汰とただの友達でいるために、爽汰を、避けたりした。

なのに。
なのに、爽汰は…

こんなことされたら、私…

どうにかなっちゃうよ。