それは、修二が16歳の夏頃だった。

その時に修二は、ある女と出会った。

(ホント、運命って残酷だよな。この世界に神がいるとしたら、悪戯だよな・・・。絶対。)と舌打ちしながら、あの頃の事を思い出していた・・・。
あの女と出会ったのは、俺の母親のせいだった。


女は、俺の家庭教師として俺の家に訪れた。

あの女に出会うまで、俺は真面目で女と遊んだ事も無い純真な男だった。

自分で言うのも変な感じだけれど・・・。