Forever kiss

『美憂!!』

その影が美憂に声を掛けた。

しかし、その影は声を掛けるとみるみる、影という影が薄くなり、消え掛けていたと思えば、せつなでピカッと光った瞬間に、はっきり見えた。

影だけだった顔が・・・。

はっきりと。

そして、くっきりと。

私の目に思い出さなくても、心の中に確かに彼が存在している。

愛しい人の顔。

それは修二だった。