天空のエトランゼ{Spear Of Thunder}

僕の叫びに、アルテミアは表情一つ変えない。

「アルテミア!」

アルテミアは、病院から離れながら、

最後に一言だけ…呟くように言った。

「だったら…強くなれ…誰もが救えるくらいに…」



僕は黙り込み……ただ泣き続けた。



無力な自分を呪いながら。