天空のエトランゼ{Spear Of Thunder}

「ディグブレイド…活動再開………えっ?」

オペレーターは、唖然とした。

「撃て!」

銃口を向けていた兵士達が、引き金を引くのと、

ディグブレイドが襲い掛かってくるのは、同時だった。

「チッ!」

舌打ちをしたアルテミアは、左手を突き出し、銃弾を弾き…右手で、ディグブレイドの一体のボディに、拳をたたき込んだ。



「ディグブレイド…暴走しました」

「な!」

オペレーターの報告に、マリアは絶句した。

「おそらく…アルテミアと騎士団長という…倒せば…ポイントを大量に集められる存在が、いきなり……五体も現れた為だと…」

「馬鹿な!あり得ない!ブラックカードならともかく…あのカードは…」

目の前のディスクを、叩いたマリアに、さらなる報告が入る。

「ディグブレイド……破壊光線発射します」


「何?」

アルテミアによって、破壊されたディグブレイドの目も光る。

百機あるディグブレイドの瞳から、赤い光線が一斉に、放たれた。

アルテミアや、騎士団長達は余裕で回避したが、

目の前で密集していた十万の軍勢は、数メートルの距離から、いきなり打たれたのもあり、回避することもできず、直撃された。

前方にいた数万の兵士の体が、切り裂かれ……すぐに発火した。

「ぎゃああああ!」

兵士の断末魔が、魔界にこだました。

「クスッ」

空中で、回避したリンネは、指を鳴らした。

すると、燃え上がる兵士の体から、炎でできた魔物が現れた。

そして、倒れた兵士の銃や、剣を持つと、パニックになっている兵士達に、襲い掛かった。


「何だ?これは!」

アルテミアは、また光線を発射しょうとするディグブレイドに、蹴りをいれた。

数体のディグブレイドは、刃を向けて、アルテミアに飛び掛かってくる。

バイラ達は空中で、魔力を抑えると、高見の見学としゃれ込んだ。

「てめえら!」

全機が、アルテミアに向かってきた訳ではない。

多くのディグブレイドは、兵士達に攻撃を仕掛ける。