「うん?」

妙な感じがして、コーヒーを入れる手を止めて、カウンターから出た。

「マスター、どうしたの?」

カウンターに座るお客が、マスターの奇妙な行動に…首を捻った。


マスターは店から出ると、空を見上げた。


「女神よ…」


まだ昼間の為、上空には太陽がさんさんと輝いていた。