スマイル

「出来ないなら~、あと30分ずーっとこのまま♪」

「っ……」

卑怯な野郎だな。
30分も待てるかっつの。

つーかコーラ飲むのにあと30分もかかんねぇだろ。


「どうする~?告白する?」

「……先帰る」

もう逃げるしかない(笑)


「その選択肢はな~い♪」

その場から立ち去ろうとした俺の腕を勇は掴んだ。


コーラ買ったのってもしかしてこれが目的か?


「告白するかここで30分待つかしか選択肢はありませ~ん」

悪知恵だけは働くのな、こいつは。


「…待っとく」

告白なんて出来るわけねぇじゃん。

「え、待つの!?」

え、何そのマジで!?みたいな反応。

いや、分かるだろ。

俺がこっち選ぶの。



「告白すると思ってたのにぃ~」

ただお前が告白して欲しかっただけだろうが。

「分かった!じゃあコーラ飲むね~」

さっさと飲め。




そんな俺らの様子を傷だらけのみさきが見ていることを知らずに、俺はゆーっくり飲む勇を睨んでいた。