スマイル

ー放課後

「んでー、今朝顔赤くしてたけどぉー?」

きましたよ、勇のからかい。

俺の気持ちを知ってるだけに余計めんどくさい。


「るせーな」

俺は顔を赤くしながら言った。


「顔赤ーい、輝くーん!」

あー、まじうるせ。


「お前こそどうなんだよ?佐伯と(笑)」

俺をからかった罸だよ、バーカ(笑)



「へ!?な、何のこと!?」

プッ…

顔赤くしてやがる……(笑)

こいつ、いじると楽しいかも(笑)


「だーかーらー。昨日の文化祭、佐伯とまわってどうだったんだよ?」

俺はニヤニヤしながら勇に迫った。


「っ~。つ、付き合うことになった……」

「……は?」

え、ちょ、マジかよ。

からかうつもりが逆に驚かされた。


付き合ってるだぁ!?

そんな素振り一度もなかったじゃねぇかよ!?


「俺が告白してさ……佐伯……結香がOKしてくれた」

ちゃっかり呼び捨てにしてるし……(笑)


つーか何で言わなかったんだ?
勇ならもし佐伯と付き合うことになったら電話してきてまで言ってくると思ってたのに。

それほど……佐伯が大事なんだな。


「へ~。良かったじゃん」

「おう!」

あーぁ。
からかうつもりが、台無しだぜ。

ま、勇の恋が叶って良かったけどな。