スマイル

―――

「な、何?話って」

片づけが終わって帰り道。

輝と一緒に歩いていた。

まわりには学校の生徒がちらほら。


「……」

輝はなかなか口を開かない。


「輝?」


「さっきはごめん」

やっと輝が喋った言葉は謝罪だった。


何で謝るの?


「な、何が?」

「みさきの気持ち、何にも分からずに自分の気持ちばっか優先して……」

「輝……」

なんか輝らしくないな。

こんな輝を見て……かわいいと思う自分は無神経かな?


「俺さ……ただサボりたかったわけじゃねぇんだ」

「え?」

どう見てもサボりたかったようにしか見えないんだけど。


「みさきのこと……守りたかった」

「?」

私を守るために文化祭サボったの?


「木原が……みさきのこと好きだから。だから……取られたくなくて」

「え、え?」

いまいち意味が分からない。

どういうこと?


「と、とにかくそういうこと!じゃまた明日な!」

輝はそう言って駆けて行った。

わけ分かんないよ。