スマイル

輝saidー

「良いのー?このままで」

病室を出てすぐのところで壁に寄りかかって立っていたのはみさきの友達、佐伯だった。


「……しゃあねぇだろ。みさきは木原のこと好きなんだから」

「気づいてるんでしょ?木原君が本当はみさきのこと……」

「みさきに余計なこと言うなよ」

一言そう言って、その場から逃げるように去った。



悔しいよ。
ずっとみさきの傍にいた俺じゃなく高校に入っていきなり現れた木原に恋するなんて。

だけど……あいつに一歩先を行かれたのも事実なんだ。

木原のほうが一枚上手。

俺には勝てない。