スマイル

――――――

「一緒に帰らなくて良かったの?」

「良いの良いの。あんな奴と一緒に帰りたくない」

「内野君も奥手だねぇ」

「へ?」

「何でもなーい」


私達は帰路についていた。

周りはまだ学校の生徒達が多い。


「そういえばここら辺出るらしいよ~」

「で、出る……って?」

ま、まさかおばけ?

「通り魔が」

「……」

通り魔!?

そんなの現代にいたんだ。


「なんでも、女子高生を狙う通り魔なんだって。出没時間は夜の8時~9時だって」

「なぁんだ、それじゃあ大丈夫じゃん」

心配して損したな。


「夜出かけちゃ駄目だよ~」

「う、うん」


でもここら辺、私の家の近くなのにそんな噂聞いたことないな。

そういうのにうといのか?
私。