スマイル

「まぁ、泣きそうになったらこれで涙拭けよ」

輝がそっと私にハンカチを差し出してくれた。

「あ、ありがと……」

意外すぎて戸惑う。

輝がこんな優しいことするなんて……。


「ブスがもっとブスになったら困るからな(笑)」

ブチッ…

「悪かったわね!ブスで!」

少しでもドキッとした私が馬鹿だったわ!


「元気じゃん。じゃあもうこれはいらねぇよな」

持っていたハンカチを取られた。


「あ!」

「何?欲しいの?」

「い、いや……」

く、くそー……

いつか絶対一泡ふかせてやる。


「みさき、次体育」

「え?あ!ごめん!着替えに行こ!」

「うん」

私は結香と一緒に急いで更衣室へ向かった。





「……やっぱ覚えてねぇか」