「今日…お前を呼び出したのは、ほかでもない」
会長は和也を見ない。
「東條に、いくのはやめろ…お前は、大路学園にいけ」
和也は驚き、
「どうしてですか?」
「東條は、全寮制だが…大路なら、通える範囲だ」
「なぜです!理由は」
「テーブルの上に、ある写真を見ろ」
和也は、テーブルに近づき、そこにある写真を、手に取った。
「その女を監視しろ。それが、お前の仕事だ」
「監視…」
そこに写る人物を、和也は知らなかった。
「誰です?」
「お前の知ることではない」
「しかし…誰か知らないと…」
「お前と、同じ学年になる。入学したら、しばらくは監視だけを続けろ」
会長はそれだけ言うと、
「もう用はない。下がれ」
和也は出ていく前に、もう一度きいた。
「誰です…せめて、名前だけでも教えて下さい」
会長は横目で、和也を少し睨む。
「速水香里奈だ」
和也は会長室を出て、もう一度写真を見た。
普通の女の子だ…。
なぜ監視など…。
しかし、和也に断ることはできなかった。
会長は和也を見ない。
「東條に、いくのはやめろ…お前は、大路学園にいけ」
和也は驚き、
「どうしてですか?」
「東條は、全寮制だが…大路なら、通える範囲だ」
「なぜです!理由は」
「テーブルの上に、ある写真を見ろ」
和也は、テーブルに近づき、そこにある写真を、手に取った。
「その女を監視しろ。それが、お前の仕事だ」
「監視…」
そこに写る人物を、和也は知らなかった。
「誰です?」
「お前の知ることではない」
「しかし…誰か知らないと…」
「お前と、同じ学年になる。入学したら、しばらくは監視だけを続けろ」
会長はそれだけ言うと、
「もう用はない。下がれ」
和也は出ていく前に、もう一度きいた。
「誰です…せめて、名前だけでも教えて下さい」
会長は横目で、和也を少し睨む。
「速水香里奈だ」
和也は会長室を出て、もう一度写真を見た。
普通の女の子だ…。
なぜ監視など…。
しかし、和也に断ることはできなかった。


