「上行こうか」
直樹が誘ったが、
和也は首を横に振り、
「ここでいいよ」
和也はカウンターに座りながら、店内を見つめている。
直樹がカウンターに入り、お茶を出そうと、冷蔵庫を開けた。
「いいよ」
和也は、そう言ったけど、
直樹は、お茶の入ったペットボトルを開けた。
グラスを2つだし、お茶を注ぐ。
直樹は、グラスを手渡した。
和也は、一口飲んだ。
「これは…つくってるのか」
直樹は、ペットボトルをしまいながら、
「お茶ぐらい、自分で沸かすよ」
直樹は冷蔵庫を閉めると、カウンターから出た。
「何かあったのか?」
「いや…ちょっとな…」
和也は、直樹から視線を外した。
直樹は少し距離をおいて、お茶を飲む。
しばらくして、
和也は、持っていたグラスを置くと、立ち上がった。
「すまないな…こんな時間に押しかけて…」
「何言ってるんだ。もともとお前の家だろ。俺が今、借りてるだけだ」
「それも…俺のせいだろ。俺が高校を変えたから…」
「和也」
直樹は真剣な顔で、和也をにらんだ。
和也はフッと笑うと…、
「ちがったな…。お前の勝手だったな…」
直樹が誘ったが、
和也は首を横に振り、
「ここでいいよ」
和也はカウンターに座りながら、店内を見つめている。
直樹がカウンターに入り、お茶を出そうと、冷蔵庫を開けた。
「いいよ」
和也は、そう言ったけど、
直樹は、お茶の入ったペットボトルを開けた。
グラスを2つだし、お茶を注ぐ。
直樹は、グラスを手渡した。
和也は、一口飲んだ。
「これは…つくってるのか」
直樹は、ペットボトルをしまいながら、
「お茶ぐらい、自分で沸かすよ」
直樹は冷蔵庫を閉めると、カウンターから出た。
「何かあったのか?」
「いや…ちょっとな…」
和也は、直樹から視線を外した。
直樹は少し距離をおいて、お茶を飲む。
しばらくして、
和也は、持っていたグラスを置くと、立ち上がった。
「すまないな…こんな時間に押しかけて…」
「何言ってるんだ。もともとお前の家だろ。俺が今、借りてるだけだ」
「それも…俺のせいだろ。俺が高校を変えたから…」
「和也」
直樹は真剣な顔で、和也をにらんだ。
和也はフッと笑うと…、
「ちがったな…。お前の勝手だったな…」


