下から見上げる彼はからかっているようでもなく、獰猛で餓えている野性的な目をしていた。
「聞く必要が?」
熱に浮かさされているようにふわふわして意識がはっきりしない。彼に殺されたって、もう何も構わない。この日常とかけ離れた夜に人生が終われたらなんて幸せだろう、とめちゃめちゃな考えに自分でも笑えてくる。
「…安心しろよ、怖がらせるようなことはしない。俺だけを感じていれば良い。他は何も、考えるな」
私の返事を聞かぬまま、彼は私の唇を塞ぐ。
色んな角度から、私をゆったり味わうように。
私の力もだんだん抜けて、口を開けば期待通りに彼の舌が入り込んでくる。
私の隅々まで犯すように、深く、熱いキスに身体の真ん中の奥がドクンドクンと大きく波打つ。
彼からのキスに酔いしれていると、いつの間にかパジャマのボタンが外されていて、露になった胸に彼の大きな手が被さる。
最初は優しくブラの上から撫でるだけだったが、片手が背中に回って手慣れたようにホックを外すとそれを邪魔だと言うように上にずらして肌に直接彼の手が触れた。
ビクンと反応する身体。思わず漏れる喘ぎ声。
彼はどうすれば女の身体が感じるかを知り尽くしているように、私の至る所に口付けを落とし、時に鋭い傷みを刻み込む。…それさえも気持ちよくて、本当に何も考えられない。
「聞く必要が?」
熱に浮かさされているようにふわふわして意識がはっきりしない。彼に殺されたって、もう何も構わない。この日常とかけ離れた夜に人生が終われたらなんて幸せだろう、とめちゃめちゃな考えに自分でも笑えてくる。
「…安心しろよ、怖がらせるようなことはしない。俺だけを感じていれば良い。他は何も、考えるな」
私の返事を聞かぬまま、彼は私の唇を塞ぐ。
色んな角度から、私をゆったり味わうように。
私の力もだんだん抜けて、口を開けば期待通りに彼の舌が入り込んでくる。
私の隅々まで犯すように、深く、熱いキスに身体の真ん中の奥がドクンドクンと大きく波打つ。
彼からのキスに酔いしれていると、いつの間にかパジャマのボタンが外されていて、露になった胸に彼の大きな手が被さる。
最初は優しくブラの上から撫でるだけだったが、片手が背中に回って手慣れたようにホックを外すとそれを邪魔だと言うように上にずらして肌に直接彼の手が触れた。
ビクンと反応する身体。思わず漏れる喘ぎ声。
彼はどうすれば女の身体が感じるかを知り尽くしているように、私の至る所に口付けを落とし、時に鋭い傷みを刻み込む。…それさえも気持ちよくて、本当に何も考えられない。



