「そんないいですよ」


「私が良くない!あーあ、これじゃ足の踏み場もないよ」



手際良く集める。そうやって旦那の散らかした物も方付けてたんだろうか?とバツイチだという噂の女を目で追っていた。


そして鬱陶しい。


「本当に…もういいですから…」


「…そ?これ此処に置いとくね」



拾い上げた筆を机の上に置いた。