私の幸せ



遅刻ギリギリで学校へ着き、なんとか間に合った。



やっぱり有紗がいない学校なら来なければ良かったか…





午前中は寝て過ごしたから頭がぼんやりしていた。



昼、もう帰ろうかと考えていた頃、前から鼻を突くような香水のにおいがした。




「颯斗様、おはようございます♪」


いつもの金持ち女どもか。