「大丈夫か?送るよ、バイクあるし。」 心配そうな口調で言う。 「大丈夫。颯斗さん遅刻しますから。」 「別にいい。」 きっと彼は察したようだった。 「すみません。お願いします。」 これ以上断ると不信がられるからお願いした。