「そういえばお前の家ってなんかやってんの?あの学校通ってるくらいだし...」




触れられてしまった...。

さすがに私の口からホントのことは言えなかった。


「...そんな大したことはないですよ...。颯斗さんこそ凄いんじゃないですか?」



なんとか私の話題からそらした。



「俺んちは親が海外とかに進出してる会社を経営してる。...俺も一応御曹司ってやつだ。似合わねーよな。」


颯斗さんはそう言って微笑んだ。