私を乗せた青いバイクは、たまり場から30分ほど走って私の住む高層マンションに着いた。 「ありがとうございます。」 「うん。...お前んち何階?」 「えっと、17階です。」 「へー。最上階か...眺め良いんだろうな。」 「まぁそれなりに。」 そんな他愛もない会話がずっと続けばいいのに。 でも家では弘樹さんが待っている...。