一瞬迷ったが、前々から質問したかったことがある。


「暴走族って、基本は何をするんですか?」


素朴な疑問に颯斗さんもニコッとして話した。


「そうだな...外部からの変なやからの侵入を防ぐとかぐらいだな...。1番は仲間といることが目的。」


ちょっと照れながらそう語った。


「その大事な仲間といるための手段だよ、走りはな。」



私にはないものを持ってる颯斗さんを羨ましく思った。