「...はい、お願いします。」 「本当にいいのか?暴走族の姫になるんだぞ。」 「...姫?」 「要するに頭の女だよ。常に危険と隣り合わせになる覚悟はあるか?」 一瞬戸惑ったが、今の暮らしも十分危険だ。 「...あなたが守ってくれるなら。」 その瞬間、ギュッと抱きしめられた。 ビクッとしたが不思議と怖くなかった。