私の幸せ


「やるよ。」

え、なんで持ってるんだろう?


不思議に思った。


「あ、ありがとうございます...」

受取る時、彼の指が私の指に触れた。


私はビクッと体が震え、絆創膏を落としてしまった。


彼はちょっと驚いていた。


「ごめんなさい...」

「...ぃや、わるい。大丈夫か?」


彼が絆創膏を拾って机にぽんと置いた。