私の幸せ


目つきは良くないけど、他の男が私を見る目とは明らかに違くて...


イヤらしさとかは感じなかった。


ぼーとしていると、


「あれ?指...切ったの?」

「あっ...大丈夫ですから。」


自分が指を切ったことを忘れていた。


そう言われてみれば少し染みるように痛む。

彼がポケットをあさり出した。



取り出したのは絆創膏だった。