私の幸せ



男の人とのこともそう。



男の人の話をするとあからさまに不安な顔をする。



前に学校の男子生徒に誘われて断れず持ち帰られた時も、朝早く家に帰ると毎回弘樹さんは起きて待っていた。



その度に弘樹さんは静かに私を抱きしめた。



断れない理由を知っているからどうしようもなかったんだと思う。



弘樹さんは、弘樹さんなりに私を気遣ってくれてるからこそ、颯斗さんとのことが言わなかったの。