それで明日はしっかり有紗と話そう。





総長として姫に、彼氏として彼女にきちんと言いたいんだ。



" 俺にはお前だけだ "



「日も暮れてきたし、行くぞ!」



「おお。」




夕方の夏風によって冷たくなったバイクのシートは、今の俺の気持ちには丁度いいくらい心地よかった。


~颯斗 side end~