「なんで?」 純はそのまま話を続けた。 「だってさ、そんな情報だけ知ったところで今の状態ではどうにもならないだろ?」 「確かにな。」 「知って変に気使っても向こうもやりづらいだろうし、まして付き合い方を変えるって言われたらなおさらだよ。」 純なりに俺を気使ってくれたんだな。 「長年一緒にいるからわかんだよ!お前の行動パターン。」