見た目からしてもこの学校には似合わない。 私もだけれど... でも違う。確実に私とは違う世界にいる人って感じがする。 そこらの不良とはまた違う。なんで? 不思議な雰囲気に気を取られ、私は彼をじっと見つめていた。 「だから、見んなって...は?泣いてんの?」 彼が顔を覗き込んできて、自分が涙を流していることに気がついた。 人に涙を見られるのは初めてかもしれない。