本当は付き合う時とか、家族の話をした時とかタイミングはあった。 言う勇気がなかっただけで。 「決めたんだよ。俺は俺の大切なもの全部、意地でも守るって。」 とっさに颯斗さんを見ると彼もこっちを見た。 「俺はお前の全部を受け止めること、とっくに決めてんだよ。」 また微笑んだ。