私の幸せ




「俺と付き合って。」



そう言ってきたのは向こうだった。



当時の私は弘樹さんとの関係は既にあったものの、まだ心は純粋な少女だった。





健人さん…





この名前を思い出す度に、苦しくて辛い思いになる。



恐怖と共に襲う虚しさ。