「行ってらっしゃい。」


弘樹さんを送り出した私はホッとため息をついた。



颯斗さんへの思いが押さえつけれたことと、きっと今夜は抱かれることなく普通に眠れることに対して。





ううん、弘樹さんが嫌いなわけじゃないの。



ただ、抱かれるのが普通になりすぎてる自分が嫌で。



やっぱり普通の女子高生とはいい難い。