家に着くとまだ弘樹さんはいた。



「あれ、学校は?熱でもあるの?」



そう言って私のおでこに手を当てた。





弘樹さんの手は冷たかったけど私の体温にはちょうど良く感じた。




そう、弘樹さんは優しい人なの。悪い人とかでは全然なくて。



だから申し訳なくて拒めない。