学校は本当に疲れる。やめられるものなら今すぐにやめたい。どうして私はこんな目に合わなくちゃいけないんだろう。悪い事したわけでもないのに...家に帰っても母さんは"あいつ"の事で精一杯だ。私のことを心から気にかけてくれる人なんていない。当たり前の事なのにやっぱり悲しい。

父さんと母さんは私が小さい時に離婚して私は母方に引き取られた。私が5年生になったころ母はあいつを連れてきた。見るからに堅気ではなく、優しさの欠片も無さそうなやつだ。以来あいつはうちのぼろアパートに住み着くようになり母を馬車馬のように働かせている。

あんな所に帰りたくない。