その次の日もご飯の支度中に吐き気がしてきた。

「まさかとは思うけど…だって彼は死神で…」その時私の頭の中では走馬灯のように学校で習った妊娠の症状が流れていた。

ご飯もろくに食べられない私は布団の上でぐったりしていた。

夕方になるとゼナが小屋に来てくれて私のためにお粥と薬を買って来てくれた。死神はある薬を飲めば普通の人間と接触できるそうだ。

「まだ吐き気はするのか?」