「じゃあなんだ、お前の事話してみろ。そのかわりこれから俺の仕事場には来るなよ?」そう言って彼は私の前に座ってきた。


ドキドキが止まらなかったが私は自分の生い立ちや好きなもの、今まで見てきた霊の事なども話した。

「私、ゼナさんの話も聞きたいです。」

「なにもおもしろい話なんてない。」

「単純にゼナさんの話でいいんです。」