ドキドキが進行中

「意味なぁい!」


「どうした急に!?」


1時間目が終わり、休憩中。


燈矢はきょとん、としている。可愛い顔で。


「私が起こしに行ってるのにぃー!全然起きてくれないー!」


「だって朝、弱いんだもん〜」


甘えた声で顔を近づけてくる。



真剣に聞いてよー、と燈矢の顔を抑え、元の位置に戻す。



「単位取れなかったら、留年だよ?高校4年間とかありえないからぁ!」