約40分後、小倉にバスが止まり待ち合わせ場所の小倉駅近くのロッテリアに入り
シェイクを注文して二階に上がり葵を探し見つけて葵の隣に座る。
葵「久しぶりね」
私「久しぶりやね」
葵「あのさ、あいつ、県外にいるみたいよ?」
突発的な発言に眉をひそめながら聞き返す。
私「あいつ?」
葵は言いにくそうに「拓也」と言った。
私「…………」
葵「さやか?」
私「そっか。てか今、私に言っても困るだけよ。私はもう結婚したんだし、拓也は仲間やん」
葵「え?結婚したん?」
私「あっ言ってなかったっけ?確かメール送ったはずやけど」
葵「まじ?気付いてなかった」
葵は苦笑いしながら謝る。
私「拓也か…懐かしいね」
拓也は私の一個上で葵と同い年。
仲間であり……。
葵「拓也から連絡あったのよ。さやかは元気かって。」
私「はは。元気よ」
葵「あれから連絡とってないんでしょ?」
私「……そうやね」
葵「まあしょうがないよね…」
私「………」
葵「拓也がね、会いたいんだって」
