ふんわりっ 肩に何かをかけられた気がした。 驚いて起き上がると、そこには旦那の零がいた。 「・・・これ。」 私の方には、毛布がかけられていた。 ・・・机で、寝ちゃってたんだ。 「風邪引く。」 無愛想に答える零。 キュン そんな姿に、心臓が高鳴った。 こんな時に、優しくされた決断に迷ってしまう。 だから、優しくしないでよ。 胸がずきんとする。